一般社団法人の略称について
一般社団法人の略称
一般社団法人を表記する際には、略称を用いることができます。
平成18年に施行された「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」によって、法人略号が定められました。
株式会社の場合は(株)、有限会社の場合は(有)などと表しますが、一般社団法人の場合は、「一社」と略記することになります。
たまに、「社」という表記も見かけますが、これは社団法人であることを表します。
一般社団法人は、平成18年に制定された上記の「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」で新しくできた社団法人の種類です。
最近は少しずつその知名度も上がってきて、「一社」という略号も浸透しつつあるのではないでしょうか。
また、社団法人の中には、一般社団法人の他にも公益社団法人というのがあり、「社」は一般社団法人も公益社団法人も両方表します。
ですので、一般社団法人であることを表すときは、「一社」と表記することになります。
まとめると、「社」と「一社」の違いは、「社」が社団法人全般、「一社」が一般社団法人を表します。
ちなみに、冒頭に言及した「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」では、
・一般社団法人
・公益社団法人
・一般財団法人
・公益財団法人
という4つの法人名称が決められました。
一般社団法人以外の法人は、「公社」(公益社団法人)、「一財」(一般財団法人)、「公財」(公益財団法人)という略称です。
ちょっと細かい違いで分かりにくいですよね。
とりあえず、一般社団法人は「一社」と表記されることだけ覚えて頂ければ大丈夫でしょう。
・(一社)○○協会
・(公社)~~協会
などのように略記されることになります。
また、カタカナで略記する場合があります。
このカタカナの略称は銀行などの金融機関とのやり取りの際、振り込み名義などで使われます。
カタカナでは、一般社団法人も公益社団法人も共に「シャ」と書きます。
「一般社団法人」の英語での表記
最近だと、英語で名刺を作成したい場合や、ホームページを英語で作りたいという場合もあるかもしれません。
そんなとき、「一般社団法人」は、どのように表記すればよいのでしょうか。
実は、日本語で「一社」と書くような決まった表記の方法はありません。
「一般社団法人」の英語訳は、「General Incorporated Association」が最も一般的です。
英語で一般社団法人に名前をつけると、
General Incorporated Association~
のような形が多いです。
また、正式な英語表記として、「General Incorporated Association」を入れなくても大丈夫です。
しかし、英語名の付け方は統一されているわけではなく、色々な英語名を付けている一般社団法人が存在しているので、以下いくつか例をご紹介します。
○日本語名:一般社団法人 夜景・コンベンションビューロー
→英語名:GenerHome Staging Japan General Incorporated YAKEI Convention & Visitors Bureau
http://yakei-cvb.or.jp/
○日本語名:一般社団法人 ジャパン オーガニック パーティー®
→英語名:Japan organic party
http://www.jop.or.jp/about/
○日本語名:一般社団法人 日本福祉車輌協会
→英語名:Japan Wheelchair-accessible Vehicle Association ( JWVA )
https://jwva.net/association-overview-eng
このように、あなたの一般社団法人に英語名をつけるとしたら、「一社」のように特に決まった略称はなくなります。